戸田市の名所シリーズ③「戸田ボートコース」

早朝の戸田ボートコース。緊張感さえ感じる、静謐(せいひつ)な雰囲気です。
彩湖と同様、この場所も日本と思えない広大な場所です。

もちろん夕暮れ時も大変美しい。

更に、桜の咲くころは特に美しい。
読者の皆様もご存知と思いますが、一応「戸田ボートコース」の歴史に触れさせていただきますと、まず1940年、東京オリンピックのボートコースとして完成。しかし、第二次世界大戦でオリンピックは中止になり、その後1964に実施された東京オリンピックで、晴れてボート競技会場として使用されました。
現在も、全日本選手権大会、アジア選手権大会などの大きな大会から市民レガッタまで、数多くの競技会が開催されており、コース沿いには、各企業、各大学のボート部の艇庫が建ち並んでいます。
最近では、2004年9月に、第59回国民体育大会「彩の国まごころ国体」ボート競技の会場となりました。
私は大学入学当時の10年以上前、ボート部に入部しようと思い、しばらく「体験入部」をしていました。その際に戸田ボートコースには何度も練習に来ていたのです。
結局、大学ではアメリカン・フットボールの方を選んだために、正式な部員にはなりませんでしたが、戸田ボートコースはとても思い出深い場所になっています。
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最後に、私が東大ボート部に体験入部していた際に覚えた漕艇歌(そうていか=ボート漕ぎの歌)をご紹介します。
「オール持つ手に花が散る」
大正初期
詞・曲 御手洗文雄
春は春は 桜咲く向島
オール持つ手に花が散る 花が散る
夏は夏は 緑濃き綾瀬川
オール持つ手に蛍飛ぶ蛍飛ぶ
秋は秋は カモメ飛ぶ品川へ
オール持つ手に月がさす月がさす
冬は冬は 名にし負ふ阪東太郎へ
オール持つ手に雪が積む雪が積む
実際のメロディーをお届けできないのが大変残念ですが、ボートをこぐ独特のリズムに合った、とても調子の良い歌です。
今でもこの歌を歌う時がありますが、そのたびに大学に入りたての自由な気分、美しい戸田ボートコースでひたすらにボートを漕いだ楽しさを感じさせてくれます。
そしてその季節感あふれる歌詞に、「日本人の思い出が、常に日本の美しい四季と共に刻まれる」という事実を思うのです。
戸田ボートコースの良さを知ったら、日本人で良かったな、そして戸田市に生まれて良かったなと思う人も多いはずです。
戸田市の子どもたちに、ぜひ体験してほしいことの1つです。